漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ
不妊原因について(男性因子がかかわる不妊症)
不妊に悩む方に「私は何が悪いのでしょうか?」と聞かれることがあります。
原因は、そんなに簡単に分かるわけではないのですが、次の10項目があげられます。
また、その原因がひとつだけではなく、複数見つかることもあります。
では、10項目についてです。
1 男性因子がかかわる不妊症
⚫︎性交、射精の異常 がかかわる場合
性欲の減退、性交障害、射精障害、ゴナトロピン分泌不全のインポテンス
⚫︎精子の産生異常がかかわる場合
ゴナトロピン分泌低下による造精機能障害、高プロラクチン血症、
先天的異常に基づく造精機能障害、停留精巣、染色体異常、遺伝子異常、
感染に伴う造精機能障害(流行性耳下腺炎など)、精索静脈瘤、抗精子抗体
⚫︎精管の通過障害がかかわる場合
⚫︎その他の男性不妊
精巣上体の異常、副性器の炎症、常染色体劣性遺伝疾患
以上が考えられます。
簡単に言うと、性交回数が減少していないか、精神的なダメージで、勃起不全になっていないか、
正常な射精ができていないかなどをまず最初に考えます。
勃起不全を起こす薬剤(メチルドパ、βブロッカー、高圧利尿薬、潰瘍治療薬など)服用していないか?
勃起障害は、ホルモンや血管系、神経系などの疾患の可能性もあります。
また、精子を造る造精機能障害を起こすものに、停留精巣(生後2年以内に手術を勧めるところもあります)
おたふく風邪なども原因になることもあります。
造精機能は、高温環境が苦手なので、発熱を起こす疾患や環境もよくないので、
サウナなどもあまりお勧めできません。
また、抗精子抗体と言って、精子の動きを抑えてしまう免疫が関わることもあります。
不妊の原因は、男性側と女性側、また両方にあることもあるので、しっかりと検査をして、次のステップへ進みましょう。
今日は、男性不妊の原因についてでした。