漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ
ライオンのおやつ
先日、NHK BSで、ライオンのおやつの最終回を見た。
これは小川糸さんの作品をドラマ化したもの。
第一回目でその内容に感激し、毎週楽しみにしていた。
これは人生最期を迎えるに相応しいホスピスで過ごすお話し。
そのホスピスは、瀬戸内海に浮かぶ美しい島にある。
ホスピスで一緒になった仲間と、そこで美味しい料理を頂き、週1回のそれぞれの思い出を
再現したおやつを楽しむ。
外出も自由で、美しい島に住む人々、自然に癒される。
最期を迎える人々を暖かく見守りお世話をするホスピスの人々、ボランティアが
彼らの生活を支えている。
そして、死に向かう者は、ホスピスで過ごす事で、自分の人生を肯定し、それを見つめ直し、改め
最後まで生き切って、生涯を閉じる。それが短いものであっても。
良い旅を…最後にマドンナ(ホスピスの経営者) が優しい笑みで、心のこもった言葉をかけるのが、
印象的だった。
死は終わりではなく次のステージへの旅立ちなのだから。
ドラマも良かったけれど、是非原作も読んでほしい、悲しいけれど、心を揺さぶられる作品。