漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ
夏の漢方薬で身体を守る
30種類の世界各地のお茶を詰め合わせた「THE BOOK OF TEA」を楽しんでいます。
世界各国のお茶を味わい、その国の風景や音を連想しながら、漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログを書いていこうと思います。
旅のはじまりは、南インド ニルギリの紅茶のブロークンタイプのブレンドです。
旅のはじまりを連想するパッケージには、トランク、帽子、お気に入りのテディベアが描かれています。
さて、今日のお話は、 夏の漢方薬で身体を守る です。
この暑さの中にいると 身体はオーバーヒート状態になります。
また、冷飲食物やクーラーによる冷えから起こる胃腸障害、夏の細菌性胃腸炎などもあります。
疲れやすく、食欲がない、胃腸の調子が悪い、
頭痛、めまい、けいれん、悪心、血圧下降、失神など、いろいろな症状が現れます。
① 疲れやすかったり、息切れがする、汗が止まらないなどの熱中症の症状の時は、汗で失った体液を補い、元気の気を補う漢方薬などを使います。
② 熱中症も、意識障害、けいれん、高熱など、症状が激しくなると、動物生薬の牛黄、センソなどの漢方薬を使います。
③ 暑さに湿邪が加わり、微熱が続いたり、四肢がだるい、悪心嘔吐、下痢などの消化器症状を伴う感染症を起こすこともあります。
嘔吐、下痢を抑え、抗菌性の生薬配合の漢方薬を使います。
④ 冷たいものの食べ過ぎやクーラーによる冷えで、悪心嘔吐、下痢、四肢がだるいなどの症状を起こすときに使う漢方薬もあります。
この様に 夏の漢方薬は、便利に使えるものがいろいろあります。
【熱中症予防に使った例】
*暑い夏の日の犬の散歩後、愛犬と一緒に私も、失った体液を補い、汗と共に失った気を補うために服用した漢方薬があります。
生脈宝(生脈散に黄耆を追加)を500mlのペットボトルに2回分を溶かし、服用しました。
ぐったりしていた愛犬もあっという間に元気になったことがあります。
お年寄りや暑い中で働く方には、ペットボトルに溶かしてこまめに飲むことをお勧めしています。
疲労感もなく元気でいられると喜ばれています。
ドリンクタイプ50mlの 五苓黄解も 畑仕事、外での仕事、またスポーツ前などに服用してもらっています。
*暑い夏の日、自転車で漢方薬局 桃仁にいらした若い男性が、赤い顔で、息も荒く、座り込んでしまったことがありました。
その時、首やわきの下を冷やし、冷やしておいた五苓黄解をその場で服用してもらい、回復したことがありました。
暑さのため、血管から水分が出て、血液ドロドロ状態になると、心筋梗塞、脳梗塞のリスクも高まります。
命の危険も出てきます。こんな時に使われる牛黄やセンソ製剤は、命を守る救急薬にもなります。
夏の漢方薬、気になる方は、ご相談ください。