漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ
先を見ている漢方相談
10日前に 若いかわいらしいお嬢さんの漢方相談を受けました。
色が白く華奢な感じの 静かな口調のかわいらしい方です。
漢方カルテを記入していただき、お話を伺いました。
彼女の主訴は、気持ちの落ち込みでしたので、気持ちを明るくして元気を出してあげようと思いました。
私は、その方が お店に入っていらした時から、
「脾が弱そうね~」と思いながら、様子を観察していました。
今回は、気持ちの落ち込みを良くしますから・・・と2種類の漢方薬をお勧めしました。
今日、2回目の来店です。
落ちこんでいた気持が明るくなって調子が良いと、喜んで頂きました。
「漢方薬を服用してから、食後、いつもお腹が痛くなっていたのが、一度もなかった」と
一緒にいらしたお母様が驚いたようにおっしゃるので、
「前回いらした時に、それは感じていましたので 消化器(脾)を元気にする漢方薬もお渡ししていましたので・・・」とお答えしました。
ちょっと驚いていましたが、漢方相談では、全身を見ています。
相談時間が長いのも、その方の全身を観察する時間が必要だからです。
東洋医学では脾は、消化器系の作用があり、食べ物を消化・吸収して気や血を作ります。
気は元気の『気』でもあるので、落ち込みの改善にもなります。
漢方薬服用で、気持が明るくなり、胃腸系も元気になってくれたということですね。