漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ

肝臓について

体の中で 1番大きな臓器の肝臓。
横隔膜のすぐ下にあり、胃の隣、右側上腹部に位置します。
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図のように、右葉、左葉からなっています。
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重さは、1000~1200g。
門脈から、多量の静脈血が流れ込んでいます。そのために温度が高い臓器で、暗紫色です。          
肝臓には、肝動脈、肝静脈および門脈の3本の血管が出入りし、体内の1/4の血液が、集まっています。
肝臓は、肝細胞が集まって形成する肝小葉(1~2㎜の六角柱)で構成されています。
肝臓は、高い再生能力を持ち、正常時は、全体の3/4ほど、切除しても再生されます。


肝臓は、化学工場
肝臓が、化学工場と言われるのは、次のような働きをしているからですね。
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・栄養素の分解・合成
・栄養分の貯蔵
・有害物の処理
・赤血球の分解
・胆汁の形成
・体温の維持


各栄養素の代謝やアルコール分解、解毒など、働きは500以上ともいわれる大きな化学工場の肝臓。
沈黙の臓器とも言われる肝臓は、症状が出にくいので、健康診断などで、肝機能の値を見て、気がつくこともあります。


検査値をチェック!ALT(GPT) 基準値30IU /L以下
ALT(GPT)は、主に肝細胞にある酵素で、主にタンパク質代謝、エネルギー代謝に関係しています。
栄養を体の各部で使いやすい形に変える仕事をしています。

肝細胞に何かダメージがあると、ALTは、血液中に漏れ出します。
代表的な疾患としては、ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝疾患、慢性肝炎 等

検査値をチェック!AST(GOT) 基準値30IU /L以下
AST(GOT)
は、肝細胞もしくは心臓、腎臓及び筋肉などの臓器に多く存在している酵素です。
アミノ酸代謝やエネルギー代謝で、重要な働きをします。
肝細胞がダメージを受けることにより、血液中に漏れ出します。  
注:AST(GOT)は肝臓以外の臓器にも存在するため、肝臓だけの異変を示すわけではないので、AST(GOT)値のみが高値を示す場合は、肝臓以外の病気である可能性もあります。

ALTも一緒にチェックしましょう!
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検査値をチェック!γGPT 基準値50IU /L以下
肝臓の肝細胞や胆管細胞、胆汁に存在する酵素で、たんぱく質を分解。合成をしています。
γGTPが多く作られる原因としては、飲酒・肥満・ある種の薬などがあります。多く作られたγGTPが血液中に流れ込みます。
また、胆汁うっ滞※や胆管細胞の破壊で、細胞内や胆汁に存在するγ-GTPが血液中に漏れ出し、数値が上がります。
代表的な疾患として、アルコール性肝障害、脂肪肝、胆汁うっ滞、原発性胆汁性肝硬変、胆石症、胆道閉塞など

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