漢方薬局 桃仁の薬草魔女ブログ
40歳以上の出産を考える
女性の妊娠・出産の年齢が上がってきていることは、多くの方がご存知だと思います。
今は、体外受精という技術があり、NHKが実施したアンケートによると40歳以上でも妊娠できると思っている方は、72%だそうです。
上のグラフを見ていただくと、不妊治療を受ければ大丈夫だと思っている方には、厳しい現実かもしれません。
2013年に受講した日本不妊カウンセリング学会のセミナーで、女性の妊娠・出産は43歳を最後と思うようにと言われました。
体外受精の助成金も、今年度(平成28年)から、43歳以上の方は対象外になる事も、43歳以上は厳しいという事を現しているのでしょう。
ただ、これは、あくまでも西洋医学的な治療を受けての話になります。
不妊カウンセラーとして、子宝の相談にお役にたちたいと 私なりに西洋医学の本、東洋医学の本を読み続ける日々ですが、漢方薬やショウキT1などを使われている方には、この数字はそのまま当てはまらないようです。
実際、桃仁でも43歳の方の妊娠の例があります。
グラフ2を見てもらうと、40歳以上の出産4万人の内訳は、不妊治療をされていた方が9%、自然妊娠・出産が91%です。
自然妊娠率は、17~23歳以降確率が下がり、40歳を超えると自然妊娠率と体外受精の妊娠率が逆転します。
漢方薬局での不妊治療は、その方の産む力を高めていくことになりますので、病院で諦めた方が出産されるケースが多くなります。
もちろん、何歳でも大丈夫とは言えませんが、体外受精だけに頼るよりも、成功率を上げていくことはできると言えます。
不妊治療で有名なK先生のセミナーを受けたことがありますが、「しっかり漢方で整えていれば、年齢ということは、西洋医学の先生が思っているほど大きなものではないということが、自信を持って言える」とK先生はおっしゃっていました。
実際、49歳の女性の妊娠患者さんの話や、高齢の不妊患者さんの例を挙げてのセミナーでした。
昨日、来店された子宝カウンセラーの会理事の柳田先生も、46歳妊娠の患者さんの話をされていましたね。
このことは、いかに体を整えていくことが、大切なのかということを現しています。
当然、食事や生活習慣の見直しも必要になります。
桃仁では、妊娠・出産に向く身体作り、応援したいと思います。